ガレージをお菓子の工房へ

S Project

STORY
このプロジェクトは、趣味と今後の仕事への足掛かりとして、既存のガレージをお菓子の工房へと改装する内装工事である。

建物本体はRC打放しと言うとてもハードなもので、 ガレージだったこともあり当然内装はその躯体のまま表されている。
お菓子作りと言うソフトなイメージを、あえてRC打放しの表現を残すことで甘いイメージだけでなく工房としての機能面にも考慮しシャープなイメージを付加した。

ファサード部分に溝型ガラスを使う事により、外部からの光を取り込みハードなイメージの内部に柔らかさを取り入れている。
溝型ガラスは、外部からは見えるようで見えない曖昧性と夕刻に漏れる内部からの光により内部へ存在感のアピールや内部からは外部の光を通し季節や日々の移変わりと、
通りを行交う人の気配が、曖昧な半透過性のガラスによって心地良い感覚を与える要素にもなっている。

工事においては、住宅と店鋪との中間的な要素が多かった為、内装・ 厨房機器・ガラスなどに分離発注を掛ける事でコストを抑える方法を選択した。


DATA
所在地:東京都港区
竣工:2006年 4月
主要用途:菓子工房
延床面積:16.91m2
坪単価:70万円
施工:彩美装

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